【やり方・注意点】BGSとPSAのケースを開けてみた【改訂版】

How to
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記事に加筆修正を行いました(2021.3.31)

あ、どうも。

ある事がきっかけでテンションガタ落ちの俺夫です。

これまでBGS/PSAの鑑定代行のやり方をお伝えしてきました。

【やり方・まとめ】Rookie StarのBGS鑑定代行を使ってみた

【やり方・まとめ】MINTのPSA鑑定代行を使ってみた

【やり方・まとめ】100枚超のカードをPSA Japanに鑑定依頼してみた【完全網羅】

今回はその鑑定結果に納得がいかなかった場合、再鑑定するには何をすればいいのかを紹介していきます。

これから再鑑定をお考えの方には衝撃的な結末が待っていますので、ぜひ最後までお読みください。

再鑑定するには

PSAに鑑定を出したが結果に納得がいかない

BGSに鑑定を出したが結果に納得がいかない

選択肢は二つです。

・PSA⇔BGSにクロスオーバー鑑定する

・鑑定ケースを割って鑑定に出し直す

この記事では、実際に鑑定ケースを割って鑑定に出し直す手順を紹介します。

用意するもの

  • (BGSなら)ペンチ
  • (PSAなら)万能ハサミ
  • スリーブなどサプライ
  • 保護ゴーグル
  • タオルなど(飛散防止用)
  • 平で細長い物(こじ開ける用)
  • ビニール袋(破片入れる用)

→万能ハサミはストロングタイプよりロングのほうが使いやすいのでオススメ

大まかな手順

  1. 鑑定ケース入りのカードの角を割る
  2. 平らで細長い物をケースの隙間にねじ込みテコの原理でケースをこじ開ける
  3. カードを取り出してスリーブなどに封入

PSA編

PSAのスラブケースはBGSと比べて割れやすく、カードが裸のため難易度が高いです。

ある程度慣れが必要なため、割るのが初めての方は「あまり重要でないカード」をお試しで割ってみるのが良いと思います。

ハサミで深めに挟んで少し力を入れ、ケースの角を切り落とします。

こんな風に結構飛び散ります。

断面

断面にできた僅かな隙間に平で細長い物を入れていきます。

ゴルフ用のグリーンフォークがオススメです

テコの原理で少しずつこじ開けます。

下の写真は悪い例です(ハサミなどの先端を絶対にカードに向けないようにして下さい)。

というかハサミはやめておきましょう!

失敗するとこうなります。

カードに傷がつかないよう慎重に開けます。

傷が付いていないか確認し、写真を撮る事をオススメします。

確認したら写真を撮って直ぐにスリーブやマグホに入れましょう。

BGS編

BGSのスラブケースは分厚く頑丈な為、万能ハサミよりエッジ付きのペンチがオススメです。

右上角の部分を挟みます。

こんな風にエッジ部分でケースをしっかり挟みます。

ペンチで挟んだままタオルで包みます。

(自分の手を挟まないように注意)

こんな風に割れました。

不完全なのでもう一度割ります。

下のようにラベルが挟まってます。

ラベルを抜いてそこに平らで細長い物を奥まで差し込みます。

紹介したゴルフ用のフォークが超おすすめです

構造上、奥まで差し込めないケースがあります

そんな時は力技

テコの原理を利用するとパキッパキッと音がしながら開いていきます。

取り出したらスリーブ上部をハサミで切り取ります。

こんな風に。

スリーブ上部を切り取ったら、カードに触らないようスリーブ下部を押し込んで取り出していきます。

取り出したカードは写真を撮ったらすぐにサプライに移しましょう。

あとは再鑑定して評価が上がれば終了。上がらなければまた割ります(無限ループって怖い)。

ここまで読んでくれた方ありがとうございました。これから先はBGS鑑定の実態や個人的見解を好きに書いています。間違いなくBGSが嫌いになりますので、それでも良い方はお読み下さい。

BGSの鑑定はザル

はい、結論書きました。

BGS鑑定はザルです。

こんな風に。

傷がありますね。

実際はもっとひどいです。

これがSURFACE(表面)9.5です。

あ、これSURFACE10です。

これね、結構前に開けたんですけどSURFACE8.5っておかしいんですよ。

なぜなら自分で鑑定に出したカードだから。

こちらが鑑定前に撮った写真です。

傷は付いていません。

それもそのはず。状態がとても良くPSAに出そうか悩んでいたカードだからです。

結局、CENTERINGを懸念してBGSに出しました。

傷付いて返ってくるなんて知らずにね。

傷が付いています。

BGSのスリーブなんて飾りです。

ザルというかもはや意図的

以前、BGSに出したカード4枚の内2枚が「9」の評価でした。

その内一枚がSURFACE8.5(先述のカード)、もう一枚がSURFACE9.5でした。

そしてそのSURFACE9.5のカードがこちらです。

さて、この傷は誰が付けたでしょう。

  1. 自分
  2. 運送会社
  3. BGS鑑定士
  4. マグホの中に生息していた謎の生命体

正解は「誰にも分かりません」でした。

この事実を代行のショップに連絡し、仲介して頂く形でBeckettに問い合わせて頂きました。

その結果、Beckett社より頂いた返答は「我が社で付けた傷ではないし、そのようなクレームは受け付けないと規約に明記してある。」というものでした。

その後は一方通行で、どれだけクレームや要望を入れようと「対応しない」の一点張りだったようです。

割り方が悪かったのか?

ケースを開ける度こんなにも状態の悪いカードが続くと、「割り方が悪かったんじゃね?」と思う方も出てくると思います。実際自分がそうでした。

SURFACE10(2枚目)

三度見するくらい状態良かったです。

鑑定にはリスクがある

お読み頂いた方には少なからずBGSに対する疑念が湧いたかと思います。

個人的には完全に信用を失くしました。

傷が付いていた事はまだ百歩譲れるとして、対応はどうでしょう。

鑑定する前にカードの写真を撮るなど、BGS側にもできる対策はあったはずです。

PSAならどうするのか

今回の件を受けて思った事は「PSAならどうするのか」という事でした。

早速、PSA日本支社担当の”アラムさん”に電話で聞いてみました。

アラムさん、とても流暢な日本語で的確にポイントを押さえて説明してくれました。

10分ほど聞けたお話を画像にまとめてみました。

結論:PSAもBGSもケースを割った後は保証なし

要するにケースを割って再鑑定するなら完全に自己責任です。

ケース越しで分かる明らかな傷がある場合、ケースは割らない方がいいです(PSAの場合、傷が新たに出来た物と写真などで証明できれば補償が利くため)。

まとめ

今回の件はごく稀なケースだと思います。

BGSの場合、結構普通にあると思います。

BGSケースの上から状態を良く確認した上で割りました。

(正直ケース越しに見ても分かりません)

しかし、起きる時は起きる事ですし安易に割るのは危険だなと感じました。

そして何より、「SURFACE9.5以上のBGS9.5=PSA10」は幻想ということ。

プロといえど人間。

そしてBGSはリスク管理皆無です。

信じるか信じないかはあなた次第です。

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